2012年01月13日

うちの子は慢性腎臓病??

こんにちは、寝る時には湯たんぽは欠かせない冷え性の立川です。

寒い日が続きますがみなさんお変わりないでしょうか??

随分と前回の更新から時間が経ってしまいましたたらーっ(汗)

シリーズ慢性腎臓病の第二回目です。



今日は『どうやったら慢性腎臓病かどうかわかるのか??』です。


前回に『腎臓に一定期間以上、ある程度の異常が続いている』のが慢性腎臓病と書きました。
腎臓病と診断するにはまずその異常を確認しなければなりません。

腎臓の検査って、みなさんはどういった検査を思い浮かべますか??


病院には時々、
『腎臓病かもしれないので血液検査して下さい』と来られる患者さんがいます。
腎臓の検査=血液検査と考えられている方が多いようです。


例えば、そこで血液検査をして、数値は異常なし。
これで晴れて腎臓病の疑いはなくなりました・・・・とは残念ながらなりませんあせあせ(飛び散る汗)

血液検査で一般的に腎臓の働きの指標とするBUN(尿素窒素)とCre(クレアチニン)は、
腎臓の機能が正常の4分の1以下にならないと数値に変化を見せません。


BUNやCreは通常血液から腎臓の働きによって老廃物として尿の中に捨てられます。

腎臓の病気になると腎臓の壊れた部分からはBUNやCreは捨てられなくなりますが、
まだ元気な部分があればそこが壊れた部分の分までがんばって働いて老廃物を捨ててくれます。

正常な部分が4分の1以上あればその部分の働きにより、
血中のBUNのCre濃度は正常と変わらなくなってしまうのです。


そんな訳で、BUNやCreが正常範囲内でも腎臓の病気の場合があるのです。


上記のように血液検査だけでは腎臓の異常を見つけきれないことがあるので、
尿検査や画像診断(X線検査・超音波検査)を組み合わせて行います!!

尿検査では場合によっては血液検査より早い段階の腎臓の異常を発見できる可能性がありますし、
画像診断で異常があれば腎臓の構造的な異常は基本的に戻らない事が多いので『慢性腎臓病』といきなり診断できる事もあります。

他にも組織検査や腎臓の濾過量を測るような検査もあります。


今まで挙げた検査で異常が見られたら、その異常が一定期間以上存在する事を証明していきます。

そんなわけで、
『どうやったら慢性腎臓病かどうかわかるのか??』の答えは、
『血液検査、尿検査、画像診断を組み合わせて判断する!!』
といった感じでしょうか。

各検査の詳細についてはまたの機会に書いていきたいと思います。



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posted by ベルスタッフ at 19:23| 慢性腎臓病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月27日

慢性腎臓病って何なのさ。

こんにちは、最近、人生初の丸めがねに挑戦しようか検討中の立川です。

今回からいつまで続くかわかりませんが、
『慢性腎臓病』についてしばらく書いていきたいと思います。



みなさん、『慢性腎臓病』って聞いたことありますか??
ヒトの医療分野でも『慢性腎臓病』はその患者数の多さが問題になっており、
聞いた事のある方も多いかもしれません。



さて、『慢性腎臓病』はどういう病気なのでしょうか??

腎臓は老廃物を尿に捨てる働きを主に様々な働きをしています。
老廃物の排泄、水分の調節、電解質の調節、造血ホルモンの・・・・・
しっかり書くと書ききれないのでまた今度にします。


『慢性腎臓病』はその腎臓の働きや形が長期にわたって異常を示す状態をいいます。
(※ヒトでの定義:尿異常・画像診断・血液・病理での腎障害、糸球体濾過量の低下( <60 mL /min/1.73 m2 )が3か月以上持続)

腎臓に一定期間以上、ある程度の異常が続いている→慢性腎臓病

・・・ってことで、症状のある・なしは診断には関与しません。
つまり、同じ慢性腎臓病でも症状のある動物と、ない動物が存在するのです。



この点がけっこう厄介です。

始めは症状を伴わなくても、『慢性腎臓病』は少しずつ進行していき腎臓は壊れていきます。
そして、気づいた時にはかなり進んだ状態になっている事も・・・ふらふら

喋れない動物たちだけに上で書いたような状態で診察にくることがかなり多いです。
腎臓の壊れてしまった部分はほとんどの場合治りません。。
末期的な状況だとできる事にも限りがあります。

できれば、初期の段階で診断して治療したい!!・・・と思い、このエントリを書き始めました。
初期から治療できれば、完全に止められなくても腎臓の壊れるスピードを遅くする事ができる場合があります。



少しずつでも書きためてこの病気の認識を広めていきたいと思っています。


最後に堅い内容でしたのでうちの犬の寝相で和んで頂きたいと思います。

ごま寝相.jpg




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posted by ベルスタッフ at 19:19| 慢性腎臓病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする